口臭の原因のほとんどは口の中にあり、悪玉細菌のいたずらの結果です。
お口の中には、約数百種、数千億もの細菌が常在していますが、これらは体内に入る病原性の微生物を防御するための、いわゆる善玉菌の攻防戦士なのです。
しかし、お口の中の環境バランスを崩すと、その中に悪臭成分(メルカプタンなどの硫黄性ガス、アンモニアなどの窒素性ガス)を作る菌がお口の中に住み着き、その善玉菌が増加した時にお口の臭いが強くなることになります。
虫歯や歯周病があれば、歯の症状も悪化してきて、お口の臭いは大変強くなります。「お口の中をきれいにする」ことは、まず悪玉菌の棲みかであるプラーク(歯垢)を作らないことです。それには適切なブラッシングが必要です。歯医者さんの正しい指導を受けて自分自身にあったお口の中の管理が必要です。
虫歯や歯周病と診断されたらなるべく早く歯医者さんに治療してもらいましょう。このような「デンタルプラーク細菌感染症(虫歯、歯周病)」では、多くの病原菌も合わせて棲みつくことになり、これらの菌は宿主である人の体力が弱ってきますと、老人性肺炎、動脈硬化や高血圧などの循環障害、さらに心内膜症などさまざまな病気の引き金になっていきます。
ドライマウスは口腔内の唾液量が低下し、引き起こされます。
症状としては、物が食べにくくなったり、話しにくくなったり、口腔内が傷つきやすくなります。見た目にも、正常な場合のザラザラした表面で、ピンク色ではなく、表面がツルツルした赤っぽい状態になります。場合によっては亀裂が入ることもあります。
症状は
ストレスによる神経への働きにより、水分の少ない粘ついた唾液が分泌されて口の中が乾いていきます。
服用されている薬による副作用で口の中が乾く事があります。
咀嚼筋の筋力が低下することにより、唾液の分泌量も低下していきます。
糖尿病によっては、尿の量が増える事で、喉が渇きやすくなります。
また、重度の場合、唾液腺自体に障害をきたすこともあります。
免疫の誤った認識により、唾液や涙などの分泌量が低下します。
加齢により唾液腺の働きが低下し、唾液の分泌量が低下します。
唾液腺をマッサージすることで刺激し、唾液の分泌を促進させます。耳たぶ近くにある耳下腺をマッサージすることで、唾液の分泌を実感できます。
アメなどをなめることで、味覚を刺激し、唾液の分泌を促進させます。
ガムなどをかむことで、唾液腺の分泌を促進させます。
糖尿病によっては、尿の量が増える事で、喉が渇きやすくなります。
また、重度の場合、唾液腺自体に障害をきたすこともあります。
舌や唇の運動を継続的に行い口周りの筋肉を鍛えることで唾液腺の機能を回復します。
専門医師により、患者様に合った保湿装置を作成します。
装着することで唾液腺が刺激され、唾液分泌を促します。また、粘膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎます。
ドライマウスは日常生活で緩和・改善することができます。日ごろから注意し、健康な口腔内を保ちましょう。
食べ物は柔らかいものだけでなく、色々な物を食べ咀嚼回数を増やす唾液分泌を促進するようにしましょう。また、不規則な生活も注意し、ストレスを抱え込まないようにしましょう。
飲み物を持ち歩くなどして、口の中が乾かないようにし、水分を補給して下さい。
また、室内の湿度や鼻呼吸にするなどしましょう。
口腔内の乾燥やドライマウスにより炎症を引き起こした場合はアルコール飲料や香辛料などの刺激物を控えましょう